慢性腰痛

腰痛という言葉は一つでも、すべてのひとの腰痛に同じものはひとつとしてないのです。
原因を様々な方向から見極めることしか、根本的な解決に近づくことはできません。
『調子が悪い時には温めたら筋肉がほぐれたりして楽になるから温めるもの』
『一度腰痛になったら、くせになってしまうものなので、筋力トレーニングが必要』
『硬くなった筋肉をほぐさないと、痛みが出てしまう』
今まで病院やインターネットで調べた知識で、そうやって考えてはいませんでしたか?
自分にそう言い聞かせてきませんでしたか?
痛かったら安静に……当院にいらっしゃる方で、今まではそう思っていたという方が本当に多いですが、安静がいい時期は寝返りも打てないくらいの激痛期だけで、動けるようになったら『腰痛の際の正しい動かし方』で動かすことが回復への近道です。
なぜなら、腰の関節である仙腸関節は、2本足でよく動かす……すなわちたくさん歩く事で、なめらかに関節が動いてバランス感覚を保てるようになっています。
施術においてもこのことを最も重要視して施術していくのです。
すると、回復するスピードは、安静にして痛みが引くのを待っているよりも、正しい腰痛の際の動きをした上で歩くなり体を動かすほうが、遥かに早いのです。
坐骨神経痛

坐骨神経痛は正しく対処すると、軽度の方の場合、施術を受けたその場で痛みが軽減したり、痛み止めの注射や薬を使わなくてもよくできることがあります。
もし、一カ月以上も坐骨神経痛に悩んでいるのであれば、今から下記の対処法を行っていないかチェックをしてください。
そして、行っているのであれば、今すぐ中止してください。良かれと思ってしていることが、実は身体の治癒力を妨げて治りづらくしてしまっています。
こんな方法は坐骨神経痛の改善を妨げている
1. コルセット
2. 病院や接骨院でおこなう電気療法
3. マッサージ、指圧
4. 湿布、痛み止めの薬
5. 注射
6. 手術
7. ストレッチ
当院では次のことを行います。
①問診、検査をしっかり行い何故症状があるのか正確に判断する
②一人一人の歩行を動画で撮影し、改善すべき場所を洗い出す
③身体の中心である骨盤、背骨の動きを滑らかにしていく
④各関節の動きを滑らかにしていく
⑤家でもできる運動を指導し、悪くなる要因を減らす
⑥坐骨神経痛に対しての直接的アプローチ
整形外科や整体に通ったが原因がわからない
よくなる気がしないからもう諦めている
そう感じておられる方は是非一度いらしてください。
どなたでも本気になれば必ず改善できます。
ヘルニア

大事なことは何故そのような状態になるのかということ
全く腰が痛くない人にもヘルニアは存在する
「ヘルニア=痛い」とは限らず、今までの「ヘルニアが痛みの原因」という説は必ずしもあてはまらないことが明らかになってきています。というのも、全く腰痛の症状がない人にもヘルニアは存在すると証明されてきたからです。
(2011年11月16日放送 NHKためしてガッテンより抜粋)
ジョージワシントン大学の研究において、過去にまったく腰痛を経験したことのない人をMRI検査において観察したところ、60才以下の痛みのない人の1/5にヘルニアが認められ、半数の人に椎間板の膨らみが見られた。また、60才以上では、実に1/3の人に椎間板ヘルニアが存在し、80%近くの人に椎間板の膨らみが見られる。という研究報告がなされています。
これは、坐骨神経痛や腰痛を訴える痛みこそないが、椎間板ヘルニアをもつ人がかなりの確率で存在していることを表しています。
すなわち、ヘルニアが必ずしもすべての痛み、症状の原因というわけではないということです。
さらに整形外科でも腰痛の85%が原因不明と言われており、椎間板ヘルニアは5%程度、その他画像で判断できる圧迫骨折などが9%程度、およそ1%が腫瘍など病状が深刻なものと言われています。
当院の施術は、本来の身体が行う行動、動作が出来るためには正常な歩行が必要であると考えています。
この正常な歩行を続けると、きちんと回復できるきっかけを与える整復という、本来、連続した歩行で得られるような力を関節や筋肉などに与えていくことによって変形した関節や軟骨を正常な形や機能の回復へと導くお手伝いをし、歩行や良くなるための運動を通じてあなたの不安解消、やりたいことへの回復のために一緒に頑張りましょうという方針で施術しております。
皆さん本当に辛い状態で来院されますが、今の痛みが取れればそれで良いという方もおられます。この気持ちはすごく良く分かるのですが、私の経験上、その時の痛みが取れたら良いという方はまた同じような状況になられることが多いです。
そしてまた同じような状況になった時、今度は以前よりもひどい状況になっている事が多いのです。
こうなってしまうとかなりお体の状況は悪化しているので前回よりも良くなるまでに時間がかかります。当院に来られる方々の中にもこのような方がおられますが、皆さん「もっと前にこの治療を受けておけば良かった」と口を揃えておっしゃいます。
この記事をお読みの方には本当にそうなって欲しくないですし、後悔のない人生を送って欲しいと願います。
脊柱管狭窄症

1、症状がよくなって行くのを感じられにくい
レントゲン、MRI、CTでの画像が全てではありません。狭窄症などの重症な症状はそのお客様の人生の歴史の結果として出てしまっています。これらをしっかり追求してお客様をみていかなければ本当の原因には辿りつきません。
ヒトの体は成長段階を得て、完璧に出来ている状態で私たちは日々暮らしています。しかし、さまざまな理由で『完璧』ではなくなります。当たり前に『歩く』『座る』『立つ』こういったことが知らないあいだにできなくなっているのです。
その理由自体が原因なのですが、さまざまな理由は、悪くなる順番や、経過した年数が違うと対応がすべて変わってきます。
それに加えて、脊柱管狭窄症の場合は、『症状がよくなっていくのを感じられにくい』という特徴があるために、マッサージ、薬物療法、注射、手術などの対症療法に頼りがちになり、日常生活の中に大きな原因があるにも関わらず、その原因を取り払おうとせず、大きな問題である日常生活での悪習慣をないがしろにしてしまうことが一番の問題です。
2、対症療法でごまかしている
対症療法とは、『とりあえず』その場だけでもやっておこうという考え方です。
この考え方の反対としてあるのが、『根本的な解決法』ということになります。これは、脊柱管狭窄症特有の2段階回復の原因に由来する部分も少なくないです。
施術者側の考えていることとして、
✔︎長年の症状だからすぐに変わらない
✔︎そもそも治せる自信が無い
✔︎年齢的なところもあるし難しい
✔︎回復段階がわからない
このような問題が、対症療法だけで済ませてしまう理由となり、さらに根本的な解決とならずに、回復するためには好ましくないいくつかの方法をしてしまっています。
その方法には以下のものがあります。
✔︎コルセットをまくことで、骨盤本来の動作制限を呼び、回復を止めてしまう
✔︎飲み薬や注射、シップでは本来の正しい動きを回復できない
✔︎マッサージの圧刺激で関節の動きを悪くしてしまう、ストレッチでは関節本来の回復に関与しない場合が多い
✔︎ズレやゆがみの改善に注力しすぎると、関節本来のはたらきが失われるため、動作に変化が出ても回復期に正常なリモデリングが行われなくなります
✔︎とりあえず牽引して、関節の回復機能を止めてしまう
✔︎腰をあたためてしまうことで、血流への過剰反応を呼ぶばかりではなく、動作回復が遅れてしまう
このような、よくお客様からお聞きする対症療法によって、根本解決とは程遠い経過をたどることとなります。
五十肩

四十肩、五十肩の症状は大きく急性期、慢性期、回復期の3つに分けられます。
・急性期
急性期は炎症による強い痛みがあるのが特徴で肩を動かさなくても痛みを感じ、ひどいと腕や肘の辺りまで痛みを感じたり、痺れを伴うこともあります。服を脱いだり、着たりする時も激痛に悩まされる時期です。
また、もう一つの特徴として夜寝ている時に痛みが激しくなる「夜間痛」があります。寝返りをうつだけでも痛くて目が覚めてしまうこともあります。この時期に無理をして肩を動かすと症状が悪化するので注意が必要です。
急性期の強い痛みは一般的には1~2カ月ほどで慢性期に変わっていきます。
・慢性期
慢性期になると肩の痛みは一段落し激痛から鈍い痛みに変わり、次第に夜も眠れるようになります。しかし、まだ腕を動かすと痛いし、運動制限もあるという状態です。無理に動かしたり急に動いたりすると激しい痛みをぶり返す可能性があるので注意が必要です。
急性期に起きた炎症の影響により、筋肉は収縮して硬くなっています。そのため、関節を動かせる範囲が狭まり、腕を動かしにくくなる時期が慢性期です。腕を上げる、頭を洗うことがうまくできない、ズボンの後ろポケットに手を回すなどの日常生活の動作に支障をきたすようになります。これは「関節拘縮」と呼ばれる運動障害で慢性期の特徴の一つです。
慢性期は1~6カ月ほど続くことが多いです。
五十肩の施術は肩の痛みだけをみるのではなく身体全体を見ていく事が大切です。
人間はもともと四足歩行で移動していたという歴史があります。そのため身体の構造上、肩関節と股関節には密接な関係があります。
歩くときを思い出してみてください。腕をふると反対側の足が自然と動きますよね。これは相同関係といって肩関節と股関節が互いに関係しあっているのを表しています。
なので、四十肩、五十肩になる方は肩から悪くなるよりも、何らかの原因で一方の股関節の動きが悪くなり連動する反対側の肩関節の動きも悪くなって炎症を起こしていることが多々あります。
当院に来られる四十肩、五十肩のお客様の生活習慣をよく聞かせていただいていると、あまり歩かなくなった方、運動不足の方がほとんどです。
ですので、四十肩、五十肩を改善していくには股関節、そして股関節に隣接する骨盤をみていくことが必要になってきます。
膝の痛み•変形性膝関節症

良くならない理由
● 温めている
● 痛くなる度に注射で水を抜いている
● ヒアルロン酸を注射している
● 膝回りの筋トレばかりしている
● とにかくストレッチしている
● 膝周りのマッサージをしている
当院に来られる患者さんのほとんどが長い間治らないで様々な医療機関を渡り歩きながら結果として次第に悪化している方がほとんどでした。
この方々に共通していたことは温めることを推奨され、注射を打っていたことでした。
変形性膝関節症や長引く膝の痛みは様々な原因から膝自体に熱がこもり、その熱の影響で変形や変性を起こし結果として膝自体が曲がってきたり、中々こもった熱が抜けず痛みがひかなかったりと長引いてしまう。
ですので、温める行為が実は改善させるというより熱をこもらせ悪化させていたのです。
体のどの場所でもそうですが、そこに痛みや疲労感がある場合、その場所に熱があるのか、無いのかで考えると痛みを出すほど、そこを酷使しているわけですから、当然熱はあります。
車でも機械でも長く使用したらエンジンや動力部が熱を持つのと同じで人間の体も熱を持つのです。熱を持っているところを温めるということが良くないということはお分かりいただけると思います。
また、注射でヒアルロン酸等を注入されることは、単純に人体で産生されたものではない人工的なものを入れるわけですから人体にとっては異物となります。それが膝の関節に当然なじめるわけもなく根本改善ということにはなりません。
膝の関節は大腿骨と脛骨(すねの骨)、膝蓋骨(お皿)で造られていますが、関節が運動や歩行などでぐらぐらと揺れた結果、炎症が起きて水が溜まり発症するのです。
これは関節を固定している主に大腿四頭筋が弱くなったり膝の固定力が低下して、重力対応ができずに発症します。
したがって、膝関節周辺の筋力アップも必要ではあります。しかし、それだけでは十分とは言えません。
関節内の問題も解決していかなければなりません。関節内の問題を考えることなく筋力をアップさせるために運動を繰り返すことで膝はますます悪化していくおそれがあるのです。
しかも皮肉なことに頑張り屋さんほど悪化させてしまうのです。
頑張り屋さんは痛みを我慢してでも努力できてしまう人ですから短時間で急速に悪化してしまいます。その際に温めたりと間違った対処をしてしまうことで症状をさらに悪化させていきます。
手足のしびれ
